優しい風の中で手を繋いだあの日に

きっとひとりじゃないから

00019 // 大人になること

自分が正しいと心から信じたのは、

いつだったんだろう。

大人という、絶対服従の存在を前に、

自分より倍以上も長く生きてきた、

経験と成長を積み重ねた人間の、

悪意の塊に、誓ったあの日。

 

大人だって完璧じゃない、

大人になって、わたしも気付く、

失敗もある、間違いもある。

子ども心の正しさは、

世間を知らないからこその、

無知の強みだったのかもしれない。

 

でも、それでも。

大人になったわたしは、今でも、

ある種の正しさだけは、

大人だからこそ、忘れたくない。

間違いをさも正しいかのように、

誤魔化して正当化なんて、したくない。

 

あの頃願った小さなわたしの想いは、

歳を重ねるごとに、色褪せることなく、

子どものわたしの頭に手を乗せて、

偉かったねと、言ってやりたい。

 

正しさだけが大事なことではなくても、

完璧なんて誰にもありえなくても、

開き直りは美しくない。

正当化は見苦しい。

 

完璧でないからこそ、

失敗や間違いを恐れないように。

謙虚に、自分を振り返るように。

 

小さな何も知らない無垢な存在に、

大人は汚いなどと、思わせることの、

ないように。

 

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