優しい風の中で手を繋いだあの日に

きっとひとりじゃないから

00017 // 手のひらサイズ

生きるか死ぬかということが、

目の前に常に在る生き方の中では、

世の中の多くの物事とは、

離れた生き方だった。

命に向き合っている時、

余計なものは、削ぎ落とされて、

残ったものだけが、大事なものだった。

少なくていいわけじゃない、

いっぱい大事なものがあったっていい。

でも、手の大きさは限られていて、

人の心の大きさも限られていて、

死と向き合う恐怖に遭遇しても、

ひとつだけ言えるのは、

 

大事なものを見失わない、

最後まで残った、

両手で抱きしめられるだけの小さな宝物だけで、

わたしの人生は、幸せだったと、わかるのだろう。

人の幸せに、量も、大きさもない。

ただ、ただ、感じるこの、心だけで。

 

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