優しい風の中で手を繋いだあの日に

きっとひとりじゃないから

00026 // 存在

もし、誰も見ていないと思っても

もし、誰も気付かないと思っても

もし、一人きりだと思っても

 

実は、目に見えない

耳に聴こえない

触れることができない

 

でも、確実にそこに存在する何かが在って

静かに静かに

わたしを

あなたを

見守っているだろう。

 

今日も、明日も、1年後も、10年後も

ずっとずっと、そばにいてくれるだろう。

そう感じられる存在がいて

今日も、生きてる。

 

Thank you for coming here :)

 


00025 // ぐるぐる回る

前からそう。

同じことをぐるぐる考えて、

同じ場所でぐるぐる回って、

永遠にぐるぐる、

ゴールなんてないのかもしれないと、

ちょっと弱気になったりもして。

 

回っていると、出口が見えなくて、

そもそも、回っていることに、

意味があるのかと自分に問う。

 

でもね、その先にある何かを見つけたら、

きっと、こう思うの。

回らなければ、そこには辿り着けなかった。

回らないで、いきなり出口には出会えなかった。

 

そう思うと、ちょっとだけ希望が見える。

同じところをぐるぐる回り続けていても、

本当は、そこは同じところじゃなくて、

自分では分からないくらいゆっくりと、

何かに向かっている。

 

回っていていいよ、いくらでも。

辛い時期が長くても、

希望が見えなくても、

終わりはどこかに必ずあって、

突然、目の前に現れるから。

 

Thank you for coming here :)

 


00024 // 誰かを愛するということ

愛されないと生きていけない、

ひとりだと生きていけない、


愛が欲しくて、欲しくて。


誰でもよかったわけじゃない。

だけど、自分を大切にする、

人を好きになる方法が、

ずっと、ずっと、わからなかった。


極端な愛情の狭間で、

愛とは何か覚える術が、

わたしにはなくて、

次の一歩を踏み出す勇気は、なくて。


失恋みたいなものだよ、と

人は言うかもしれない。

だけど、わたしが、長い時間の中で、

失ったものは。


未だ、何かわからないまま、

立ち止まっていることしかできない。

この先に在る何かを、

これからも見つけられないなら、

わたしの経験が何も役に立たないと、

深く、深く、思い知らされるだけで。


Thank you for coming here :)

 


00023 // 乾いていく砂

サラサラと溢れていく乾いた砂を、

両手ですくい上げて、

何度も何度も。

この砂のように、人間の記憶も、

サラサラと音を立てて、

忘却の彼方に流れていってしまうのかな。

忘れたいことは忘れられないのに、

忘れたくないことがジワジワと消えていく。

何度も、何度も反芻するのに。

何度も、何度も言い聞かせるのに。

 

心に残る記憶が、

いいことばかりならいいのに。

大切なことだけならいいのに。

ガラクタの記憶の山の中から、

必死に鮮やかな色の宝物を探してる。

あなたと過ごした日々のこと。

あなたの感じた痛みや苦しみ。

あなたがわたしにくれたもの。

あなたの失くしてしまったもの。

 

あなたよりずっと、わたしはまだ、

甘えているだけの楽な人生かもしれない。

でも、こうして苦痛で動けなくなった今、

あなたのことを思い出す。

ごめんね、あなたはきっと、

わたしが想像していた以上に、

たくさんの、たくさんの宝物を手放して、

いくつもの大切を諦めて、

体と心の痛みを抱えて、それでも、

前を向いて生きてきたんだね。

 

あなたとの思い出を、必死に探して、

あなたの笑顔を思い出す。

 

生きてるって奇跡だよね。

ずっと死にたいと思ってた。

でも、今は生きていることが嬉しい。

 

あなたの手を思い出して、歯をくいしばるよ。

最後まで、負けたくない。

あなたの人生を、わたしは引き受けると約束したから。

 

溢れた砂を

何度も、何度も。

生きるんだ、と、自分を奮い立たせて、

約束を守るために、

絶対に失くしてはいけない記憶を辿って。

 

Thank you for coming here :)

 


00022 // 世の中は変わらなくても

何度 涙をこらえただろう

負けるもんか

打ち勝ってやる

諦めるな

まだ 頑張れる

そうやって 自分自身に

言い聞かせてきた日々

 

また 笑える日が来ると信じて

何度も何度も 立ち上がった

 

ねえ

あなたがいなくなっても

世の中は変わらない

わたしがいなくなっても

世の中は変わらない

 

でも

あなたが

わたしが

いなくなることで

確実に世界が変わる人はいる

人間はそうやって

大きな社会の一粒の石でありながら

小さな社会の大きな歯車でもあり

 

あなたがいなくなったことは

わたしにとってあまりにも辛く

ねえ

わたしがいなくなったら

誰かも同じように辛くなるのかな

 

だから 前を見て

生きたいと願うのかな

 

Thank you for coming here :)

 



00021 // 言い訳

夢を見なくちゃ

生きてこれなかった

希望がなくちゃ

生きてこれなかった

 

絶望だとか

挫折だとか

嫌という程

何度も何度も味わって

いい加減

この世に夢も希望もないんだと

諦めてもいいのに

 

どん底に落ちたわたしが

もう一度立ち上がる時に

胸に抱いたのは

 

また

 

夢と希望でした

 

何度も失敗して学習しない

バカな人間だけど

もし

この苦しみの多い人生を

神様がわたしのために作ったなら

神様はきっとわたしに

 

バカみたいに夢と希望を失わない

 

という力も

同時に与えたんだね

 

なんて考えるのは

こんな人生が嫌いで嫌いで

だけど

生きてる自分を嫌いにならないための

言い訳なのかな

 

 

 

Thank you for coming here :)

 



00020 // せめて夢なら

夢に出てきて

夢ならあの頃みたいに

一緒に笑って

手を繋いで

キレイな海岸線を見ながら

好きだよって

言ってくれたらいいのに

 

夢なのに

あなたは今のあなたで

もう

手を繋いで

笑いあえることはなくて

 

あなたの作ったオブジェが

遠い昔のものではなくて

作ったもので

 

現実は現実とわきまえて

過去は色鮮やかな思い出で

あなたもわたしも

今を生きてて

 

せめて

夢だけでも

あの日の笑顔が

わたしのものならいいのに

 

目が覚めて

思わず苦笑い

夢でも今は今なんだと

思い知らされて

 

Thank you for coming here :)